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プレスリリース「水中・常温・常圧で水素から電子を取り出すニッケル系触媒の開発に成功」



  水中・常温・常圧で水素から電子を取り出すニッケル系触媒の開発に成功



  (誰も想像しなかった電子取り出しのメカニズム)



 



  国立大学法人九州大学(総長 梶山千里、以下「九州大学」という)は、水中・常温・常圧で水素 から電子を取り出すニッケル系触媒(ニッケル-ルテニウム複合触媒)の開発に世界で初めて成功し ました。そして、その触媒反応がこれまでの燃料電池(燃料極)や水素活性化酵素(ヒドロゲナー ゼ)で考えられてきたものとは全くちがうメカニズムで進行することを明らかにしました。この研 究成果は、2008年8月9日午前10時(日本時間)に日本化学会速報誌 Chemistry Letters オンライン 版にて公開されます。





本研究は、九州大学グローバルCOEプログラム「未来分子システム科学」(拠点リーダー 君塚信 夫)と文部科学省科学研究費補助金・特定領域研究460「均一・不均一系触媒化学の概念融合による 協奏機能触媒の創成(協奏機能触媒)」(代表者 碇屋隆雄)の研究の一環として、九州大学の小江 誠司(おごうせいじ)教授のグループが九州大学伊都キャンパスおよび福岡市産学連携交流センタ ーで行ったものです。

  • By master
  • 2008-08-09
  • 1990
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