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分子触媒を用いた燃料電池を開発

(白金触媒を用いた燃料電池の1/25の性能)

 



 国立大学法人九州大学(総長 有川節夫、以下「九州大学」という)は、「電極に分子触媒を用いた燃料電池の開発」に成功しました。分子触媒をカソード(酸素極)に用いた場合、従来の白金触媒をカソードに用いる燃料電池と比べて、1/25の発電性能を示しました。これら研究成果の一部が、Angewandte Chemie International Edition オンライン版で近日中に公開されます。

本研究は、文部科学省により創設された世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の拠点である「カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)」(所長 ペトロス・ソフロニス)、九州大学グローバルCOEプログラム「未来分子システム科学」(拠点リーダー 君塚信夫)、および科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)「ナノ界面技術の基盤構築」研究領域(研究総括 新海征治)の研究の一環として、九州大学の小江誠司(おごうせいじ)教授のグループが九州大学伊都キャンパスおよび福岡市産学連携交流センターで行ったものです。





小江教授が平成20年度日本学術振興会賞(第5回)を受賞

 



 我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援していくことを目的として創設された日本学術振興会賞の第5回(平成20年度)受賞者として、本学未来化学創造センター小江誠司教授が選ばれましたのでお知らせいたします。



なお、本件については、独立行政法人日本学術振興会より平成21年1月30日付で報道発表されております。受賞理由など詳細については、別紙の資料をご参照願います。


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