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松本助教と小江教授の論文「分子燃料電池」が、日本化学会が出版する「化学と工業」誌(2013年66巻2月号114ー116頁、特集「バイオインスパイアードマテリアルの最前線」)に掲載されました。


分子触媒を用いた燃料電池を開発

(白金触媒を用いた燃料電池の1/25の性能)

 



 国立大学法人九州大学(総長 有川節夫、以下「九州大学」という)は、「電極に分子触媒を用いた燃料電池の開発」に成功しました。分子触媒をカソード(酸素極)に用いた場合、従来の白金触媒をカソードに用いる燃料電池と比べて、1/25の発電性能を示しました。これら研究成果の一部が、Angewandte Chemie International Edition オンライン版で近日中に公開されます。

本研究は、文部科学省により創設された世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の拠点である「カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)」(所長 ペトロス・ソフロニス)、九州大学グローバルCOEプログラム「未来分子システム科学」(拠点リーダー 君塚信夫)、および科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)「ナノ界面技術の基盤構築」研究領域(研究総括 新海征治)の研究の一環として、九州大学の小江誠司(おごうせいじ)教授のグループが九州大学伊都キャンパスおよび福岡市産学連携交流センターで行ったものです。



小江教授が平成20年度日本学術振興会賞(第5回)を受賞

 



 我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるため、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援していくことを目的として創設された日本学術振興会賞の第5回(平成20年度)受賞者として、本学未来化学創造センター小江誠司教授が選ばれましたのでお知らせいたします。



なお、本件については、独立行政法人日本学術振興会より平成21年1月30日付で報道発表されております。受賞理由など詳細については、別紙の資料をご参照願います。



  水中・常温・常圧で水素から電子を取り出すニッケル系触媒の開発に成功



  (誰も想像しなかった電子取り出しのメカニズム)



 



  国立大学法人九州大学(総長 梶山千里、以下「九州大学」という)は、水中・常温・常圧で水素 から電子を取り出すニッケル系触媒(ニッケル-ルテニウム複合触媒)の開発に世界で初めて成功し ました。そして、その触媒反応がこれまでの燃料電池(燃料極)や水素活性化酵素(ヒドロゲナー ゼ)で考えられてきたものとは全くちがうメカニズムで進行することを明らかにしました。この研 究成果は、2008年8月9日午前10時(日本時間)に日本化学会速報誌 Chemistry Letters オンライン 版にて公開されます。





本研究は、九州大学グローバルCOEプログラム「未来分子システム科学」(拠点リーダー 君塚信 夫)と文部科学省科学研究費補助金・特定領域研究460「均一・不均一系触媒化学の概念融合による 協奏機能触媒の創成(協奏機能触媒)」(代表者 碇屋隆雄)の研究の一環として、九州大学の小江 誠司(おごうせいじ)教授のグループが九州大学伊都キャンパスおよび福岡市産学連携交流センタ ーで行ったものです。



水素活性化酵素のモデル化に成功



(水素エネルギー研究開発へ応用)

 



 国立大学 法人九州大学(総長 梶山千里、以下「九州大学」という)と独立行政法人科学 技術振興機構(理事長 沖村憲樹、以下「JST」という)、独立行政法人日本原子力研究開 発機構(理事長 岡﨑俊雄、以下「原子力機構」という)は、共同で水素活性化酵素である [NiFe]ヒドロゲナーゼ(Ni = ニッケル、Fe = 鉄)の水素活性化状態のモデルとなる化合 物の合成と、その構造解析に成功しました。この研究成果は、2007 年 4 月 26 日 午後 2 時 (米国東部時間)に Science オンライン版にて公開され、2007 年 4 月 27 日(米国東部時 間)発行の Science 誌に掲載されます。



 本研究は、 JST 戦略的創造研究推進事業ナノテクノロジー分野別バーチャルラボの研究 領域「環境保全のためのナノ構造制御触媒と新材料の創製」と、文部科学省科学研究費補 助金・特定領域研究 460「均一・不均一系触媒化学の概念融合による協奏機能触媒の創成」 (協奏機能触媒)の研究の一環として、九州大学の小江誠司(おごうせいじ)教授を中心 としたグループが、大阪大学および兵庫県立大学と協同で行ったものです。


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